変数とは「データに名前をつける箱」のこと
プログラミングを学び始めると必ず最初に出会うのが「変数」です。これは、コンピュータのメモリという場所に、数値や文字といったデータを一時的に保存するための「名前付きの箱」だと考えてください。例えば、ゲームのスコアやユーザーの名前など、プログラムの中で使い回したい値を管理するために必須の概念です。
現代のJavaScriptにおける3つの宣言方法
JavaScriptには変数を宣言するためのキーワードとして「var」「let」「const」の3つがありますが、初心者がまず覚えるべきは「const」と「let」の2つです。
const(定数):一度値を代入したら、後から変更できない箱です。例えば、サイトのタイトルや、計算に使われる消費税率など、プログラムの中で値が変わる必要がないものには、基本的にこれを使います。
let(変数):後から値を書き換えることができる箱です。ゲームのスコアや、カウントアップする回数など、状況に応じて値が変化するものに使います。
古い教材では「var」が使われていることもありますが、予期せぬバグの原因になりやすいため、現在は使用を避けるのがモダンな開発の鉄則です。
なぜ「const」を優先して使うべきなのか?
「とりあえず全部letにしておけば楽なのでは?」と思うかもしれませんが、それは少し危険です。プログラムが複雑になると、どこでどの値が変わったのか追跡するのが難しくなります。
「この値はプログラム実行中に変わる必要があるか?」を自分に問いかけ、変わらないなら「const」、変わるなら「let」と選ぶ癖をつけることで、コードが非常に読みやすく、安全になります。
具体的なコード例で見てみよう
実際にどのように書くのか、短い例を見てみましょう。
const taxRate = 0.1; // 消費税率は変わらないのでconst
let currentScore = 0; // スコアは増えるのでlet
currentScore = 100; // スコアを更新する(これはOK)
// taxRate = 0.12; // これはエラーになる(constなので変更不可)
このように、目的によってキーワードを使い分けることが、プロフェッショナルなフロントエンド開発への第一歩です。まずは「基本はconst、必要ならlet」というルールを意識して、コードを書いてみてください。